独占インタビュー「ラノベの素」 D先生『人生逆転 浮気され、えん罪を着せられた俺が、学園一の美少女に懐かれる』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2025年12月27日にスニーカー文庫より『人生逆転 浮気され、えん罪を着せられた俺が、学園一の美少女に懐かれる』第3巻が発売されたD先生です。恋人だった彼女の裏切り、冤罪、誹謗中傷から追い詰められていく一人の少年と、とある少女の出会いが織り成す人生の再生ストーリー。いじめというテーマに切り込んだ作品の裏側、転落していくキャラクターたち、そして理想の姿として描かれる大人についてなど、様々にお話をお聞きしました。
※フリーペーパー「ラノベNEWSオフラインVol.23」は本記事と連動しています。

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【あらすじ】 英治を陥れた近藤の悪事が徐々に明るみになっていく。市議である近藤の父は、金と権力をちらつかせてもみ消しを図ろうとするが、教師の高柳も校長も毅然と立ち向かう。学校の中ではいじめに関わった者たちの追及が粛々と進み始めていた。近藤も、近藤市議ももう終わりだ。主犯の破滅を横目に、裏で英治へのいじめの筋書きを描いた黒幕はそっとほくそ笑む。その一方で、英治のスマホに嬉しい通知が届く。愛に勧められて投稿したウェブサイトの小説が瞬く間にランキングを駆け上がり、ついには出版社からもコンタクトがきた。英治と愛は愛情と信頼をゆっくりと積み重ねて――大逆転ラブコメ第3弾! |
――それでは自己紹介からお願いします。
Dと申します。生まれも育ちも茨城で、小説の執筆歴は約7年になります。昨年11月に『人生逆転』で作家デビューしました。好きなことはウイスキーと将棋と読書です。ウイスキーは年に1回蒸留所へと足を運ぶくらい好きですし、収集も大好きで、気付けば300本ほどのコレクションになりました(笑)。将棋はアマチュア3段で、読書は漫画を含むと年間200冊くらい読んでいると思います。特に重松清先生や瀬尾まいこ先生の作品が好きですね。
――お酒まわりについてはSNSでもかなり発信されていらっしゃいますが、ウイスキーにハマったきっかけはなんだったんですか。
もともと小説を書きながらウイスキーを飲んでいまして(笑)。それで段々とウイスキーの味の違いに興味が出始め、気付いたら買い集めるようになっていました。とはいえ、日本の有名なウイスキーは値段が上がってしまっていて、基本的にはお小遣いで買える範囲のお酒を買っている感じですね。高いウイスキーは泣く泣く我慢しています。
――そこまでお好きだと、ソムリエのような資格に興味を持ったりはされないんですか。
現状そういった資格を持ってはおらず、我流でウインスキーを嗜んでいる感じです(笑)。ただ、ウイスキーのメーカーさんが開催しているセミナーには何回も足を運んでいて、テイスティングや味についての情報を交換したりしていますね。
――ありがとうございます。お酒のきっかけにもなった小説の執筆歴が約7年ということで、あらためて小説を書こうと思った理由について教えていただけますでしょうか。
自分が小説を書き始めたのは、社会人になって結構してからでした。会社の部署異動があり、非常に忙しい部署からそこまで忙しくない部署に異動したことで、時間に余裕を持てるようになったんです。そのタイミングで何かやってみたいなと思っていた際、「本を読むのが好きなんだから、自分でも書いてみれば?」と家族から勧められたんです。当時はWEB小説で『無職転生』などを含め面白く読んでいたこともあり、「自分でも書いてみよう」と思ったのがきっかけです。
――それまではご自身で何かしらの創作活動をされていたというわけではないんですか。
そうですね。なので最初は文字数を少なく短編から始めました。1年から2年ほど短編を書き続け、そこから中編も書いてみよう、長編もやってみようと、ひとつずつハードルを上げて挑戦した感じです。
――書き始めた当初から小説家を目指そうと思っていたんですか。
いえ、書籍化も含めてまったく考えていませんでした。短編を書いて、少しずつ経験を積み重ね、ちょっとでも長い作品を書いていこうと執筆を続けた結果、小説家になっていました(笑)。
――なるほど(笑)。とはいえ、第8回カクヨムWeb小説コンテストで「ComicWalker漫画賞」、第9回開催では「カクヨムプロ作家部門&ComicWalker漫画賞」を受賞されていますよね。小説家を目指していたわけではないというお話でしたが、コンテストへの応募のきっかけはなんだったのでしょうか。
カクヨムコンへの応募は、第4回開催あたりから応募するようになったと思います。短編から少しずつ長編も書けるようになったので、ちょっと出してみようかなっていうくらいの気持ちでした。ありがたいことに毎回読者投票は突破できたのですが、その先の選考では棒にも箸にもかからない状況が続いたんです。悔しさもあって、気付けば「いつかは受賞したい」という気持ちが強くなっていきましたね。
――ありがとうございます。それでは第9回カクヨムコンで受賞し、デビュー作となった『人生逆転 浮気され、えん罪を着せられた俺が、学園一の美少女に懐かれる』について、どんな物語か教えていただけますでしょうか。
本作はSNSでも言われているのですが、まさにタイトル通りの物語になります。主人公である青野英治が、幼馴染で恋人だった天田美雪の浮気現場を目撃してしまいます。幼馴染の裏切りと浮気相手だった近藤の暴力によって傷つけられただけでなく、近藤の流したDV彼氏という嘘の情報をSNSに拡散されてしまう。それが拍車をかけ、学校でいじめの標的になっていきます。追い詰められた主人公は学校の屋上へと逃げ込むわけですが、学園一の美少女である一条愛と遭遇し、自殺を考えていた彼女を止めたことで、青野英治と一条愛の人生逆転劇が始まっていく、そんなリベンジ恋愛小説です。

※いじめに耐え切れず向かった学校の屋上には思わぬ人物がいて……
――本作は発売後、定期的な重版も行われ、ラノベニュースオンラインアワードでも第1巻と第2巻が「感動した部門」で選出されるなど注目を集めました。読者の反響はどのように見ていらっしゃいますか。
反響については、正直かなり驚きながら見ています。WEB版の執筆時から多くの感想をいただけたことはもちろん、韓国や東南アジア、中南米の方からもコメントをいただいたり、こんなにもたくさんの方に読んでいただけるとは思っていませんでした。本作は「プロ作家部門」の受賞作ですが、受賞時点では前年に賞をいただいた作品も商業発表されておらず、ほとんどアマチュアの気分で、逆にプロ作家部門で賞をもらえたことにも驚きましたね(笑)。重版についても作家としての目標のひとつだったので、実現して嬉しかったです。担当編集さんの的確なアドバイスの力も大きく、いただいたアドバイスを反映すると、読者さんの反応が担当編集さんの想定した通りになったりして、本当にすごいなと思ってます。書籍として刊行する以上、読者さんに本を買っていただけないと継続ができないので、反響や反応はとても気にするようになりました。
――続いて本作の着想について教えてください。
本作の着想は、いじめに対するニュースをいろいろと拝見する中で、ふと「現在のいじめへの対策はどうなっているんだろう」と文科省のサイトで資料を読み込み、いじめの問題に焦点を当てたライトノベルを書いてみようと考えました。特にいじめの被害者側だけではなく、加害者側の描写もしたいと考え、視点の変更がたくさんある小説になった感じです。
――いじめをテーマとする上で、難しさなどは感じませんでしたか。
WEBで執筆を続けていくにつれて、実際にいじめの被害に遭った方々からもコメントをいただくようになったんです。そういった方々のお話を読みながらの執筆でもあったので、より重大なテーマを扱って書いているなと、時折重さのようなものを感じることもありました。
――特に書籍第1巻では、物語の中盤まで主人公にとっては非常にキツい展開が続きましたよね。私自身も読んでいて辛さを感じる部分も多かったですし、途中で読むのを耐え切れなくなってしまう読者も出てくるんじゃないかなと感じるくらいでした。
第1巻の内容をどうするかは、かなり難しいポイントだったと今でも思います。担当編集さんとも最初の打ち合わせで、書籍第1巻をどう持っていくのか、様々な議論を交わしました。特に書籍版はWEB版よりもいじめの描写をリアルに描いています。そのため分量も増えましたし、生々しさも強くなりました。実際、おっしゃる通り第1巻刊行後の前半部分に対する反響はとても大きかったです。いじめの被害に遭われた経験のある方からは「こういったいじめを受けた」というお話をいただいたり、現役の教師の方からも「こんな事例が過去にはあった」という反応もいただきました。一方で、一条愛との出会いや、作中に登場する先生が主人公に協力的だと分かった段階で、救いがあったという反応も非常に多くいただきました。前半部分の重さが救われたという感想も多く、最初は不安もありましたけど、結果としてはよかったのかなと思っています。
――ありがとうございます。それではあらためて、主要なキャラクターについて教えていただけますでしょうか。
青野英治は基本的にはいい人で、事件前は学園でもそんなに目立たない存在だったのかなと思います。愛と出会ってからもわかるように、コミュニケーション能力も高い。本作における英治は、善人だけどいじめられるという不条理を受けつつも、それを乗り越えていくことで希望が見えてくるというキャラクターだと考えています。

※苛烈ないじめを受け心が折れかけてしまうも、一条愛との出会いが運命を変えることに
ヒロインの一条愛は、いじめを受ける主人公に寄り添える人物ってどんなキャラクターだろうと考えた結果、生まれたキャラクターになります。正義感に強く、底抜けに優しい女の子という下地はありつつも、単純化しないようバックグラウンドをしっかりと持った人間味のある女の子にしたいと考えました。

※屋上での青野英治との出会いは、一条愛の救いにもなっていく
英治の幼馴染で恋人だった天田美雪は、いまや裏主人公という扱いで書いています。彼女に関しては、とことん人間臭さを詰め込みました。自分の評価や欲を大切にするあまり、間違いを認めることができず、どんどん袋小路に追い込まれていく。読者の方からも美雪に対しては賛否が渦巻いています。どんどん転落してくれという意見と、どこかで救済があってほしいという意見で真っ二つになってます。私自身、美雪は既に作者の手を離れた存在だと思っており、彼女がどう見えるのかは、各々の人生経験や人生観によっても違ってくるのかなとさえ感じていますね。

※気付けば裏主人公という扱いになった天田美雪の在り方も見どころのひとつ
最後は近藤でしょうか。彼はとてもシンプルで、自分のやりたいことを優先し、何かを壊すことに快楽を感じる、ちょっと歪んだキャラクターになっています。

※すべての元凶となった近藤の行く末からも目が離せない
――美雪の賛否両論に繋がる部分だと思うのですが、本作は加害者の転落劇がカタルシスとなっており、作品の大きな魅力のひとつだと感じます。一方で、誰をどこまで罰するべきなのかについて、やり過ぎてしまうと善悪が逆転しかねない点もあり、非常に難しさもあるのだろうと感じました。
ありがとうございます。おっしゃる通り、いわゆる「ざまぁ」に相当する部分は難しさを常に感じていて、執筆しながらずっと悩んでいます。ただ、本作における「ざまぁ」部分には、英治を直接関与させないようにしています。英治自身が悪役を罰するのではなく、英治の周囲の人間が悪役を罰する。英治は敢えてそこに入らないようにしているんです。もちろん英治自身も思うところはあると思いますが、彼の性格を考えると、表では何も言わずに前を向いて進んでいくのかなって思うんです。SNSなどの感想を見ていると、厳罰を求める方もいらっしゃいますし、穏健な方もいて意見は割れています。私自身も、落としどころをどうすべきか悩んでいる最中でもあります。特に美雪についてですよね。自分の中では現時点で「こうしたい」というふわっとしたものはありつつも、いろんな前提条件もあって、どうするべきなのかを考えなければいけません。とはいえ、私がそれを書いた時に、読者さんがどんな反応をされるのかという怖さもありますね(笑)。
――読み手で大きく賛否が分かれていることは、D先生の執筆にも影響を与えていたりするのでしょうか。
影響は受けていると自覚しています。特にカクヨム版ですね。自分が考え、反応を想定したエピソードでも、結果として想定した反応にはならないことがあります。そういったものを見て、あらためて自分の考えだけじゃない、価値観はいろんなところにあるんだなと感じさせられることが多いです。
――なるほど。では「救い」に関するお話もお聞きできればと思うのですが、作中に登場する大人たちの姿は非常に頼もしいですよね。特に教師陣は被害者に寄り添うことや、事態の究明や問題解決に向けて、本気で奔走することになります。「大人とはこうあってほしい」という、理想の姿だと感じました。
そういった反応をいただけるのは嬉しいです。私自身、いじめをテーマにした作品や実際のニュースを見ていてると、どうしてもいじめを隠ぺいするケースが多かったように感じていました。どちらかというと、被害者側があまり守られていない事例が多かったのかなとも感じてます。そのアンチテーゼというわけではありませんが、大人たちがしっかり大人をする物語を描きたくて、この作品が生まれたという経緯もあるんです。先ほども触れましたが、文科省のマニュアルには「いじめの対処には警察に相談した方がいい」という文面もあります。そういった協力関係が謳われている点をちゃんと意識し、大人が大人である格好良さや、優しさを描いていきたいなと思いました。実際の教師の方からも「面白かった」、「文科省のマニュアルを読んでいることがわかった」といった、様々な反響をいただけて嬉しかったです。一方で、自分の書いている作品はライトノベルであり、フィクションです。もし現実で同じようなシチュエーションが起こっても、彼らのような言動を取れるのかというと……。だからこそ物語の中で理想の姿を描くのは、とても大事なことなのかなと考えています。
――教師の中でも、高柳先生の存在に勇気づけられた読者は多かったでしょうね。
本作において高柳先生が一番の理想の大人かもしれません。いじめが行われていたことに気付き、対策を講じ、これ以上悪化しないよう事態を冷静かつ着実に解析しています。このいじめ問題を解決するキーパーソンでもあるので、読者さんからの信頼も厚いんだろうなと思います。

※正しい大人の鏡とも言える高柳先生の存在は勇気をもらうことができるはず
――続いて、D先生が執筆していて特に筆が乗るキャラクターがいれば教えてください。
そうですね……。扱いが一番難しいキャラクターでもあるのですが、美雪がどんどん自分の手を離れて動いている感じはしています。本作をWEBで書き始めた当初、美雪が物語の裏主人公になるとは思っていませんでした。もちろん追い詰められていく描写はしっかりと描こうとは思っていましたが、彼女自身にここまで悩ませるつもりはなかったんです。美雪が自分で動き始めたからこそ、このようなすごい沼になってしまったと思いますし、裏主人公になっていったんだと思います。美雪の存在は、想定外のことが本当に多かったなと思いますね。

※一気に転落してしまった美雪の運命もまた、この先どう転んでいくのか注目が集まる
――ありがとうございます。続いて、本作のイラストはひげ猫先生が担当されています。イラストを見た当初の印象や、お気に入りのイラストがあれば教えてください。
初めてひげ猫先生のイラストを見た時は、嬉しすぎて悲鳴のような声をあげていた記憶があります(笑)。ひげ猫先生が描いてくれるキャラクターは、本当に美しくて感謝しかありません。最高の一瞬を切り取って、最高の一枚に仕上げていただいていると感じています。お気に入りのイラストについては、夕暮れを背景に描かれた愛の口絵が印象的だったのと、第2巻で描かれたお互いに手を取り合う二人の挿絵が特に気に入っています。あと第2巻の表紙も最高です。たい焼きを持っているイラストなのですが、あまりに自然で自分が無意識で作中にそんなシーンを書いたんじゃないかと最初は錯覚してしまいました(笑)。



※D先生が特に気に入っているというイラストの数々
――そして本作はいかぐちえい先生によるコミカライズの連載も行われています。あらためて漫画版ならではの見どころを教えてください。
漫画だと表現が難しいと思っていた心理描写を、いかぐち先生が見事に漫画に落とし込んでくださっていて、毎回驚いています。特にいかぐち先生が描く、ネガティブな感じの女の子。それが本当にお上手なんですよ。いじめの描写においても読者さんの中では阿鼻叫喚のような反応もあり、いかぐち先生にお任せして本当によかったなって感じました。いかぐち先生には最初に美雪を描いていただいたのですが、悩んでいる時の美雪の絵が本当に迫真で、すごかったことを今でも覚えています。コミカライズ第1巻以降も、いかぐち先生の良さがより見えてくる内容が多いと思うので、楽しみにしていただけたらなと思います。

※いかぐちえい先生のコミカライズは「コミックNewtype」で好評連載中!
――あらためて本作の見どころや注目してほしい点を教えてください。
やはり英治と愛の逆転劇の行方ですね。『人生逆転』はある意味、家族の物語でもあります。そして裏主人公である美雪も今後どうなっていくのか、注目していただけたら嬉しいです。
――発売された第3巻では、一条愛のバックグラウンドが描かれたり、罪を犯したキャラクターたちも具体的な罰と向き合うエピソードも多いかと思います。あらためて注目ポイントはどんなところでしょうか。
まず、第3巻は愛にかなりフォーカスした内容になっています。これまでの愛の強引な行動の理由も納得していただけるんじゃないでしょうか。そしてこの第3巻は書籍化が決定した時に、ここまでは絶対に描き切りたいと思っていたエピソードでもあるので、少し安心した部分もあります(笑)。また、いじめ問題が一定の解決に向かっていることもあり、第1巻から続いていた近藤の悪だくみにも限界が見えてくる。これまで大人を舐めていた近藤が、その大人たちによって、真実を詳らかにされていく様子を楽しんでいただけたらと思います。

※一条愛の掘り下げも行われることになる第3巻にも注目!
――そして近藤の背後にいる黒幕的存在も、第2巻終盤では描かれていましたよね。
そうですね。黒幕はすべて自分で物語を仕切っていると自覚しているキャラクターです。ただ、その万能感も少しずつ崩れていきます。万能なキャラクターが万能じゃなかったと気付かされていく。それは一番の屈辱だと思いますし、そう理解した段階で、どう壊れていくのかも見ていただけると嬉しいです。
――今後の目標や野望について教えてください。
目標は『人生逆転』を完結まで走り抜けたいですね。初めての書籍化なので、それができたら幸せだなって思います。野望としては本作がオーディオブックになってくれたらいいなと。大好きなドライブをしながら、蒸留所に向かう途中で自分の作品のオーディオブックを聞けたら幸せだなって思います。そしてもうひとつ野望があって、第3巻でもラノオンアワードの「感動した部門」で選ばれたいです!(笑)。
――最後の野望は読者さんの反応次第ということで(笑)。それではファンのみなさんに向けてメッセージをお願いします。
いつも本当に応援ありがとうございます。みなさまのおかげで、『人生逆転』も第3巻まで辿り着くことができました。これからも一緒に走り抜けていけたらと思っていますので、ぜひ併走をお願いいたします。また、未読の方々にとっても、本作は決してとっつきにくい内容だとは思っていません。誠実に書いているつもりなので、読んでいただけたら嬉しいです。感想などもいただけたらすぐに反応しにいきますので、よろしくお願いします!
――本日はありがとうございました。
<了>
心身共に絶望を感じるほどのいじめを受けていた少年の人生逆転劇を綴ったD先生にお話をうかがいました。被害者と加害者、そして問題に取り組む大人たち。因果応報という言葉がすべてを体現している本作において、それぞれのキャラクターたちの未来を見届けずにはいられない『人生逆転 浮気され、えん罪を着せられた俺が、学園一の美少女に懐かれる』は必読です!
<取材・文:ラノベニュースオンライン編集長・鈴木>

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