独占インタビュー「ラノベの素」 雨森たきび先生『負けヒロインが多すぎる!』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2021年7月21日にガガガ文庫より『負けヒロインが多すぎる!』が発売された雨森たきび先生です。第15回小学館ライトノベル大賞にて「ガガガ賞」を受賞し、満を持してデビューされます。本作には数多の負けヒロインたちが登場し、敗れたヒロインを中心に織り成される異色の青春ラブコメディとなっています。作品の内容についてはもちろん、登場するキャラクターや舞台に込められた想いなど、様々なお話をお聞きしました。

 

 

負けヒロインが多すぎる!

 

 

【あらすじ】

クラスの背景である俺――温水和彦は、人気女子・八奈見杏菜が男子に振られるところを目撃する。「私をお嫁さんにするって言ったのに、ひどくないかな?」「それ、いくつの頃の話?」「4、5歳だけど」それはノーカンだろ。これをきっかけに、陸上部の焼塩檸檬、文芸部の小鞠知花など、負け感あふれる女子たちが現れて――? 「温水君。女の子は2種類に分けられるの。幼馴染か、泥棒猫か」「なるほど、大胆な分類だ」……負けてこそ輝く彼女たちに、幸いあれ。負けヒロイン――マケインたちに絡まれる謎の青春が、ここに幕を開ける!

 

 

――第15回小学館ライトノベル大賞「ガガガ賞」受賞おめでとうございます。まずは自己紹介からお願いします。

 

愛知県豊橋市出身の雨森たきびと申します。愛知県には高校卒業まで住んでいました。小説は高校の頃から書き始め、大学時代は文芸部に所属していました。大学卒業後は仕事の都合もあり執筆活動を止めていましたが、時間を少しずつ作ることができるようになったので、若い頃の夢をもう一度追いかけようと思い執筆活動を再開して現在に至ります。好きなものはゴルフとビールと昼寝で、苦手なものは仕事です(笑)。最近はゲームの『ウマ娘』にハマっていたんですけど、一時期そればかり遊んでいたら他の事が一切手につかなくなってしまったので、現在は封印中ですね(笑)。

 

 

――あらためて第15回小学館ライトノベル大賞「ガガガ賞」受賞の感想をお聞かせください。

 

仕事が終わって携帯電話を見たら着信がありまして、電話を直接取ることはできなかったんですが、同時にいただいたメールで最終候補に残っていることを知りました。そんなことになってるとは微塵も思っておらず、それこそ懸賞でも当選したのかなと思ったのが最初の印象でしたね(笑)。ガガガ賞を受賞したと聞かされた時も、最初は夢でも見てるのかと現実感がありませんでした。

 

 

――小説は高校生の頃から書き始めたとのことですが、新人賞への応募はずっとされていたんですか。

 

大学生の頃に2度程応募しましたが、どちらも一次落ちで自分には才能がないのだと諦めていました。その後、創作活動を再開してもう一度挑戦しようと思い、どこに応募しようかと考えたんです。決め手は私自身ラブコメが大好きだったことと、『俺ガイル』や『友崎くん』、『チラムネ』と人気の青春ラブコメを輩出していること。個人的にもラブコメと言えばガガガ文庫という印象もあり、小学館ライトノベル大賞に応募しようと決めました。決めたところまではよかったのですが、『負けヒロインが多すぎる!』の応募原稿は、1期前の第14回に応募しようと思っていたんです。ただ、小学館ライトノベル大賞は一次選考が結構厳しいイメージがあり、再挑戦をする上で自分の現在の実力を知っておかないとマズイのでは、という考えになり……詰まるところ、応募直前になって日和ってしまったんですよね(笑)。

 

 

――そんな裏話が(笑)。となると第15回応募までの約1年はどのようにして過ごされていたんですか。

 

第14回の大賞から逃げた後、自分の実力を知るためにも評価シートが欲しかったので、他社の新人賞に応募してしまいました(笑)。残念ながら落選しましたが、そこで良い点として挙げられていた「キャラクターのやり取りやコメディ」の部分を1年でさらにブラッシュアップし、改稿を繰り返し、満を持して第15回の大賞に応募しました。それが今回の受賞に繋がったので、逃げたおかげで良い方向に転んだのかなと(笑)。

 

 

――一度創作から離れ、もう一度執筆活動を再開しようと思った原動力はなんだったのでしょうか。

 

そうですね。創作を止めていた期間は、ライトノベルからも離れていました。ただ、もう一度挑戦しようかどうか悩んだ時に、過去ではなく今、名作や面白いと言われている作品をいくつか読んだんです。ここはあくまで個人的な感覚になるのですが、過去の作品と比べて今の作品はすごく洗練されているイメージを受けました。ライトノベルに限らず、どんなエンタメや興行でも始まった当初は「なんでもあり」のお祭り的な楽しさや面白さがあり、年月が経過するにつれて、そこには経験や技術が蓄積・集約されていくと思うんです。たとえば格闘技で言うと、科学的な視点が活用されるようになった現代格闘技への進化とでも言えばいいんでしょうか。とにかく、そういった洗練さを今のライトノベルに強く感じました。正直、そこでも一度自信を失いかけたんですけど(笑)。でも、自分の強みをあらためて考えるきっかけにもなりましたし、自分であればどんな作品を書けるんだろうと見つめ直すきっかけにもなって、再スタートを切ることができた感じですね。

 

 

――受賞作は先程ご自身でもおっしゃられたように、ラブコメ好きだからこそ生まれた作品だとも思います。ぜひ好きなラブコメ作品も教えてください。

 

小説だと好きというより目標になってしまうので、漫画から何作か挙げさせていただきます。桜井のりお先生の『僕の心のヤバイやつ』、赤坂アカ先生の『かぐや様は告らせたい』は特に大好きです。この2作品は自分の創作活動へも大きな影響を与えてくれました。そして本作のイラストを担当してくださっているいみぎむる先生の『この美術部には問題がある!』。とにかく宇佐美ちゃんが可愛いに尽きます(笑)。この作品はとにかくすれ違って、宇佐美ちゃんが怒ったり赤面したりするシーンをみんなが期待していると思うんです。それでも読んでいる人が嫌な気持ちになったり、つらい思いを抱かないですし、あんなに結ばれて欲しいのにすれ違うことを望まれているヒロインと主人公もなかなかいないと思うので本当に大好きなんですよ。優しい世界観や読者を不安にさせない物語は、いみぎむる先生の絵柄と表現力とストーリー展開が織り成す技だと思っています。自分ではまったく真似できる気がしませんが、もし小説でもそんな作品が登場したのなら私もぜひ読んでみたいです!

 

 

――ありがとうございます。それでは受賞作『負けヒロインが多すぎる!』がどんな物語なのか教えてください。

 

本作は負けヒロインにスポットライトをあてたお話になります。恋愛をストーリーの主軸にすると、負けヒロインはどうしても物語の中心から外れ、ストーリーラインの外側に行きがちだと思うんです。その点に着目し、負けヒロインの視点を中心にして、物語をしっかりと書ききってみようと思いました。作中のヒロインはみんな魅力的です。でも、そんな魅力的なヒロインたちが負けるべくして負けていってしまう。そんな彼女たちに奇しくも寄り添ってしまう、達観ぼっちな主人公の物語になっています。

 

負けヒロインが多すぎる!

※恋に敗れたヒロイン達が大集合!?

 

 

――本作は発売1ヶ月以上前の6月から公式SNSも始動し、大きな盛り上がりをみせています。著者としてはこの盛り上がりをどうご覧になられていましたか。

 

正直、発売前の作品にも関わらずあれだけの反響をいただいたことには驚きしかありません(笑)。作品自体も公募用だったわけですし、マーケティングの観点からも特別な何かを持たせていたわけでもなかったので。便宜上妖精さんと呼んでいるのですけど(笑)、SNSアカウントを様々な方法で盛り上げてくれた担当編集さんと、いみぎむる先生の表紙イラストをはじめとした魅力的なビジュアルが、発売前の盛り上がりに大きく寄与したことは間違いないと思います。ただ、自分はまだデビューしていない新人以前の存在です。盛り上がってはいるけれど、その実感がまったく掴めていないので、これから掴んでいけたらいいなと思っています。

 

負けヒロインが多すぎる!

※公式Twitterは発売前にもかかわらずフォロワーが1万人を超えている

 

 

――『負けヒロインが多すぎる!』という作品タイトルも非常にキャッチーな印象を受けました。

 

タイトルは担当編集さんとお互いに案を出し合っていたんですけど、長らく決まらないままでした。そろそろ決めないといけないという矢先、担当編集さんの案の中にこのタイトルがあって、思わず笑ってしまったんです。「なるほど、確かに多すぎる」と(笑)。一目で笑ってしまったこのタイトルを採用したいと思って担当編集さんに返事をしようと思ったんですが、もう悪魔の囁きですよね。なんとかこれを私が考えたことにできないだろうかとウンウン悩んだりもしました(笑)。いずれにせよ、本当にいいタイトルに出会えたことは間違いないので、担当編集さんに感謝です!

 

負けヒロインが多すぎる!

※この物語には数々の負けヒロインが登場する

 

 

――ではあらためて本作の着想についても教えてください。

 

私は群像劇というか、いろんなキャラクターが登場する作品が好きなんです。負けヒロインをテーマとするには、いろんなタイプの負けヒロインに登場してほしいと思いました。今回、メインとして3人のヒロイン……というか負けヒロインが登場するんですが、テーマとしてはメタ的な部分も少なくないので、どうしてもネタっぽくなってしまうんですよね。なので、リアリティとのバランスを取るために、舞台を愛知県豊橋市という実在の場所にすることで、地に足のついたキャラクターにできたらと考えました。

 

 

――今作を考えるにあたっては、各キャラクターと負けヒロイン誕生に至る各シチュエーション、順序としてはどちらから発想されたのでしょうか。

 

順番で言うとキャラクターからです。まずタイプの違うヒロインを考え、そのヒロイン達の視点から、「彼女たちであればこんな恋をするだろう。そしてこういう風に負けていくんだろう」と、シチュエーションの構想へと繋げていきました。ヒロインのタイプが違えば、交友関係も違ってくるはずですし、恋の形も異なると思いました。だからこそキャラクターの軸をブレさせないよう、しっかりと書くことが寛容だと肝に銘じながら執筆を進めました。

 

 

――負けヒロインと対をなす、勝ちヒロインはどのように考えていかれたのでしょうか。

 

一番は、それぞれの負けヒロインに対して、どんな子だったら勝てるだろうという点に尽きます。順番としては負けヒロインがいて、彼氏となるヒーローがいて、最後に勝ちヒロインを考えた流れです。基本的には負けヒロインの上位互換ではなく、何かしらのボタンの掛け違いの結果から勝ち負けのシチュエーションに繋がるよう考えました。単なる上位互換で負けてしまうというのは、あまりにもアレですし……本人たちにとってはその方がすっぱり諦められるのかもしれないですけど、それはそれで忍びないので……(笑)。

 

 

――なるほど(笑)。そんな愛着のあるヒロインを、負け確定の恋愛に挑ませることは、執筆の上で大変ではありませんでしたか。

 

確かにそれはありましたね。負けることを前提に登場してもらっているので、できるだけ読んでいる人がつらくならず、かつきちんと負けてもらわないといけない。それでもお互いに傷つけ合うようなことはさせず、登場人物に悪意を持たせないよう細心の注意を払いました。負けるという悲壮感もできるだけ薄くなるよう努めています。そのためにコメディ部分にも力を入れているのでぜひ注目していただきたいですね。

 

負けヒロインが多すぎる!

※彼女たちはどのようにして恋に敗れ去っていくのか

 

 

――本作は登場キャラクターもかなり多いことが特徴だと思います。ぜひ主要なキャラクターについても教えてください。

 

メインの負けヒロインである八奈見杏菜は、女の子らしくて魅力的な、ガーリッシュな少女です。幼馴染で女の子っぽくて可愛いのに、でも負けてしまう。すごく魅力的なんだけど、読者の方が「まぁフラれても仕方がないよね、ドンマイ」という感じで見ることのできるヒロインを目指しました(笑)。

 

八奈見杏菜

 

二人目の焼塩檸檬は、日焼けしたスポーツ女子です。天真爛漫な可愛い元気っ子が、負けて失う側に回った時の姿を描ければと思いました。このヒロインは自分が書きたくて書いたヒロインなので、自分の趣味で負けヒロインとしてしまったことには申し訳ない気持ちでいっぱいです。(笑)

 

塩焼檸檬

 

三人目の小鞠知花は、どもって喋ったり、毒舌だったりと少し癖のある少女です。前述の2人がどちらかというと正統派の美少女なので、若干変化球めいた彼女も負けヒロインに加えたかった。小鞠に関しては、女版主人公とも言えるキャラクターかもしれませんね。

 

小鞠知花

 

そして主人公の温水和彦は、奇しくも負けヒロインたちに寄り添うことになる達観ぼっちな少年です。応募原稿時はもう少しなよなよした感じでしたが、メンタルを安定させて筋の通った気の利かない感じの男の子にしました。以上の4人が、本作におけるメインのキャラクターと言っていいと思います。

 

温水和彦

 

そしてもう一人、主人公の妹の温水佳樹は、兄を甘やかしてくれる可愛い妹として登場します。本作はいわゆるハーレムものではないので、心の安らぎと言いますか、主人公のことをちゃんと好いてくれるキャラクターを出したかったんです。恋愛抜きで主人公を甘やかしてくれる妹の存在は、読者にとっても清涼剤になってくれたら嬉しいと思っています。

 

温水佳樹

 

 

――各登場キャラクターの名前も個性的ですよね。サブキャラクターに至っては存在感も濃いといいますか(笑)。

 

そうですね(笑)。キャラクターのイメージと名前を連動させようとは考えていましたし、どの苗字も実在しています。このあたりは先ほども少し触れたリアリティラインに対する影響も考えて詰めていきました。サブキャラクターについては、負けヒロインたちがある程度地に足のついたキャラクターになっているので、そのぶん好きに動いてもらおうと思った結果です(笑)。

 

 

――本作のイラストは雨森先生も大ファンだといういみぎむる先生が担当されています。キャラクターデザインを見た際の感想やお気に入りのイラストを教えてください。

 

みなさんご存知だとは思いますが、本作のイラストは『この美術部には問題がある!』を代表作に持たれているいみぎむる先生にご担当いただいています。最初にキャラクターデザインのラフを拝見させていただいた時はただただ衝撃でした。特徴的な制服はもちろんですし、いみぎむる先生のイラストは可愛らしいイメージが強いと思うんですけど、大人っぽいイメージのカットもあったりして、自分の中でも作品イメージを固める大きなきっかけになりました。挿絵イラストもラフの段階から素晴らしくて、モノクロなのに空気感や光を感じることができる、まるでカラーイラストのような表現力に圧倒されました。これだけ人気と実力のある先生が、新人の私の絵を描いてくださるというだけでも信じられなかったのに、すごく手間暇もかけていただいているので、感動しましたね。ぜひみなさんにも見ていただきたいです。お気に入りのイラストは口絵の佳樹、そして小鞠もデザインが非常に秀逸ですので必見です!

 

負けヒロインが多すぎる!

 

負けヒロインが多すぎる!

※佳樹や小鞠をはじめ、魅力的なキャラクター達に注目してもらいたい

 

 

――著者として本作の見どころ、注目してほしい点を教えてください。

 

やはり一番の見どころは、負けヒロインの負け様だと思っています。また、豊橋市が舞台となっているので、そのあたりも気にかけながら読んでいただけたらと思います。私のイメージですが、ライトノベルの読者ってラノベも読みますし漫画も読むし、アニメはもちろん、いろんなジャンルのエンタメを楽しんでいて、ある意味エンタメに対して最も目が肥えている方々だと思っています。そういったみなさんにとって、楽しいが詰まった大人のお子様ランチのような存在として、本作を読んでいただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

――今後の野望や目標があれば教えてください。

 

目標ですが、1冊目を出せたのでシリーズ化したいなと。そしていみぎむる先生にもっと本作のヒロインを描いていただきたい(笑)。ラノベを書いていると、いつかはドラマCDやアニメも……なんて思い描いちゃいますけど、それらは良い作品を書き続けていればその先にあるものだと思っているので、まずはシリーズを続けるために頑張っていきたいです!

 

 

――最後に本作へ興味を持った方、これから本作を読んでみようと思っている方へ一言お願いします。

 

いみぎむる先生がキャラクターの姿や世界を与えてくれて、手に取るだけでも楽しい気分になるような1冊に仕上がったと思っています。書店員のみなさまにも様々な感想を寄せていただいたり、特典をつけさせていただいたり、ものすごく支えていただいています、本作をシリーズ化できれば、もっと愛知県のネタを入れていけたらなとも思っています。現在はコロナのせいで故郷の愛知には足を運べていないので、コロナが明けたら取材にかこつけて愛知旅行に行こうかなと。それまでにみなさまにはおいしい愛知ネタを教えていただけたら嬉しいです(笑)。

 

 

■ラノベニュースオンラインインタビュー特別企画「受賞作家から受賞作家へ」

インタビューの特別企画、受賞作家から受賞作家へとレーベルを跨いで聞いてみたい事を繋いでいく企画です。インタビュー時に質問をお預かりし、いつかの日に同じく新人賞を受賞された方が回答します。そしてまた新たな質問をお預かりし、その次へと繋げていきます。今回の質問と回答者は以下のお二人より。

 

第13回GA文庫大賞「金賞」受賞作家・神田暁一郎先生

 ⇒ 第15回小学館ライトノベル大賞「ガガガ賞」受賞作家・雨森たきび先生

 

【質問】

文章の書き方や構成について、どのように勉強されているのかお聞きしたいです。自分の場合は受賞が決まるまでは完全に独学で、受賞が決定してからいわゆる脚本術のようなものを学び始めました。文章に関するメソッドや理論をどのように学ばれているのか気になっています。また、もし独学だという場合は、敢えて勉強しない理由や、どんなものを取り入れて糧にしているのか教えていただきたいです。

 

【回答】

私も書き始めた頃は独学でした。ただ、再執筆を開始した際には脚本術の本にも目は通したのですが……自分の好みには合わなかったんですよね。理論に基づいて、盛り上げを作ってターニングポイントを作ってとやれば、面白くはなるんでしょうけど、あくまで面白くするための下地であって、それをやったからOKというわけではないと思うんです。なのであくまでも参考程度という認識です。文章に関しては私も受賞してから担当編集さんに様々な指摘をされ、目下勉強中です。私個人としては、他の先輩の作家さんの作品を読むことが、一番の教科書かなと思っています!

 

 

――本日はありがとうございました。

 

 

<了>

 

 

勝つヒロインがいれば、そこには敗れるヒロインもいる。負けヒロインたちが集って織り成す青春ラブコメを綴った雨森たきび先生にお話をうかがいました。数々のシチュエーションから誕生する負けヒロインたちには悔しさだけではなく、負けヒロインならではの楽しさも大きな魅力として存在する本作。本当に作品タイトルそのままな物語『負けヒロインが多すぎる!』は必読です!

 

<取材・文:ラノベニュースオンライン編集長・鈴木>

 

©雨森たきびいみぎむる/小学館「ガガガ文庫」刊

kiji

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『負けヒロインが多すぎる!』公式Twitter

ガガガ文庫公式サイト

 

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負けヒロインが多すぎる! (ガガガ文庫 あ 16-1)

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