独占インタビュー「ラノベの素」 安い芸先生『戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい』

独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2026年8月7日にPASH!文庫より『戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい』第4巻が発売された安い芸先生です。宇宙からの侵略者と戦う日々を終え、普通の高校生活を送ろうと決めた主人公の日常を描いた本作。戦争という過去を乗り越えた物語を書き始めたきっかけや、主人公の平穏を脅かす個性豊かなヒロインについてなど、様々にお話をお聞きしました。

 

 

戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい4

 

 

【あらすじ】

平凡な日常を誰よりも愛する最強帰還兵、四分咲タカシ。ついに訪れる夏休みを前に、彼を取り巻く肉食女子たちは色めき立っていた。負けじと動くのは、長年タカシを想い続けてきた幼馴染の凛子と文香。新たに開設した動画チャンネル『シェリーちゃんねる』の手伝いをしながら、お泊まり会に温泉旅行と、下心満載の計画が綿密に練り上げられていく。そんな湿度高めの青春を送るタカシのもとに、シェリーの“義妹”を名乗る人物が現れて……。

 

 

――それでは自己紹介からお願いします。

 

安い芸という名前で『戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい』を執筆させていただいております。出身は石川県で、現在は中部地方で営業マンをやっています。執筆歴は7年ほどで、そのほとんどを本作の執筆に費やしてきました。趣味は昔から大好きな漫画と最近ハマったお笑いです。

 

 

――昔から漫画がお好きとのことですが、好きな作品や思い出の作品があれば教えてください。

 

今までで一番影響を受けたのは、大暮維人先生の『魔人〜DEVIL〜』と『天上天下』ですね。あとは赤松健先生の『ラブひな』も、学生の頃から大好きな作品でした。

 

 

――もう一つの趣味であるお笑いにハマったきっかけは何だったのでしょうか。

 

お笑いはYouTubeをきっかけに視聴し始めました。最近は断然「かまいたち」さんがお気に入りで、彼らのお笑い動画を見たり、漫画を読んだりしながらお酒を飲むのが好きなんですよね。

 

 

――ありがとうございます。本題に入る前に1点気になっていたことを確認させていただきたいのですが、プロフィールに「焼肉…焼肉が食べたいです…」と書かれた「安い芸」名義のSNSアカウント、あれは先生ご本人でしょうか。

 

本人です(笑)。あのアカウントは貧乏だった時代に作ったもので、「焼肉」に関してはその時の夢を語っていた感じですね。本人か本人じゃないかわからないくらい怪しい感じのアカウントがいいんじゃないかと思って作ったので、あのアカウントに絡んでくる人はほとんどいないです(笑)。

 

 

――アカウントを拝見した時から「ご本人なのか?」と気になっていたので、ここで答え合わせができて良かったです(笑)。それでは『戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい』について詳しくうかがっていきたいと思います。まずは本作がどんな物語か教えていただけますでしょうか。

 

本作は、宇宙人による侵略戦争から世界を救った英雄、四分咲タカシが“普通の高校生活”を夢見るお話で、ハッピーエンドから始まる物語をコンセプトにしています。物語の背景にあるのは宇宙人との戦争という重い内容ですが、当の本人はそんなことを気にせず明るく高校生活を送りたい、というコメディを主軸に書かせていただいています。内容としては本当にそれがメインで、それ以外は語るほど濃くはないかなと(笑)。

 

戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい

※世界を救ったタカシは、戦友ナタリーと共に日本へ帰還する

 

 

――内容が濃くないとおっしゃいますけど、登場するキャラクターを見ているとそうは思えないところではありますが……(笑)。気になるキャラクターについては後ほど詳しくお聞きできればと思いますので、続けて本作を書き始めたきっかけを教えてください。

 

まずは短編として読者の反応を見てみようと、「小説家になろう」で10話ほど投稿したことが本作の始まりでした。元々はまったく別のお話を書いていたのですが、30万字ほど書いたあたりで「自分の文章力でちゃんと意図が伝わっているのだろうか」と不安になったんです。小学生の頃の読書感想文で「中身が伝わってこない」と言われたトラウマもありましたし、中身をきちんと伝えることを意識して、短編から投稿を始めた形になります。

 

 

――本作の連載にあたり、第3巻のあとがきでは「タカシ」をあえてカタカナ表記にすることで、力の抜けるイメージにしたと書かれていましたよね。どんな意図があったのでしょうか。

 

元々「小説家になろう」で投稿した時に、異世界転生や悪役令嬢がメインの中で「この作品読まれるのかな?」という懸念があったんです。それゆえに、「戦地から帰ってきた最強帰還兵」のような表現よりも「タカシ」というなんか気の抜ける名前の方が「なんだこれ?」と思ってもらえるかなと考えて名付けました。結果として読者の目に留まってくれて良かったなと思っています。

 

 

――「タカシ」という単語が読者を引き付けるきっかけになったというわけですね。私は「タカシ」と聞くとネットで話題になっていた「カーチャン」を思い出してしまいます。

 

「カーチャン」コピペのことですね(笑)。

 

 

――それです(笑)。「カーチャン」による「タカシ」への緩い声かけが癖になるんですよね。

 

わかります。実は僕も大好きで、「タカシ」の名前の由来はあのコピペなんですよ。

 

 

――まさかの事実ですね(笑)。「タカシ」の由来も思わぬ形で知ることができましたので、ストーリーについてもより詳しく教えていただければと思います。あらためて着想はなんだったのでしょうか。

 

YouTubeで家族と再会する兵士の動画を見て、感動したことがあったんです。「戦地から帰ってきた兵士」と検索すればたくさんの動画が出てきますが、短編を書くならこういうヒューマンドラマ的な、心が温かくなる作品を描きたいなと思ったことが始まりでした。今はほとんどコメディになってしまいましたけど(笑)。

 

戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい

※第1巻ではタカシと幼馴染たちとの再会が描かれている

 

 

――第1巻の家族や幼馴染との再会は、コメディチックな本作の数少ない感動シーンでしたよね。そして、戦地から無事に帰還し家族と再会したタカシ君は、普通の高校生活を送ることを次の目標として掲げます。彼が目指す「普通の高校生活」とはどういったイメージなのでしょうか。

 

特に目立たず高校生活を送り、巨額の納税者になる、というビジョンがタカシの目指しているものです(笑)。普通に生きながらたくさん納税して生涯を終えたいという夢に向かって、今も頑張っている感じですね。

 

 

――タカシ君は高額納税者になりたいと(笑)。想像以上にリアリティに富んだ回答をいただいたところで、そのタカシ君について深掘りしていきたいと思います。まずは彼がどんな人物か紹介をお願いします。

 

主人公のタカシは、中学入学と同時に兵士となり3年間戦い続けた少年です。中学生という多感な時期に派兵されたという設定を説得力あるものにするには、これくらいぶっ飛んでいなければと考えて、タカシを描いています。彼の行動は「頭のネジが外れている」というイメージを意識して決めているのですが、周囲のキャラクターの方がぶっ飛んでいるためか、最近ではタカシが常識人に見えるという感想をもらうようになってしまいました(笑)。

 

四分咲タカシ

※世界を救い日本へ帰還した少年・四分咲タカシ

 

 

――タカシ君の特徴的なところとして、異様に明るい性格が挙げられると思います。作中では喜怒哀楽の「怒」と「哀」が壊れているという描写もありましたし、「喜」と「楽」にある意味全振りなわけですよね。彼をこうした明るい性格にした理由も教えてください。

 

本作は好き嫌いの分かれるハーレムものということもあり、ハーレムに苦手意識を持っている人でも主人公が魅力的なら許してもらえるかなと思って、タカシを明るい性格にしました。タカシはとにかくジメジメ、ウジウジしないでおこうという意識で描いています。

 

 

――確かにタカシ君がウジウジしている描写ってほとんどありませんね。本作はそんなタカシ君のまっすぐな性格に救われたり、惹かれたりしたヒロインが集まったハーレムものでありつつ、恋愛、コメディ、バトルといった複数の要素が混ざった作品でもあります。あらためて、作者から見た本作の主軸ジャンルは何になるのでしょうか。

 

紹介文などでは「ラブ」の後に「?」を必ずつけるくらいには、ラブ要素よりもコメディ要素が主軸かなと思っています。その上で、主人公にも魅力や好かれる理由付けをしたかったのと、僕自身も中二病が抜け切れていないということもあり、バトル要素を追加しました(笑)。読者の方々にはラブコメやコメディ、バトルといった枠に関係なく、新たなジャンル「タカシ」として本作を見ていただければと思います。

 

 

――ありがとうございます。ここからは、タカシ君を取り巻く個性豊かなヒロインについてうかがっていきたいと思います。戦地を共にした戦友組と帰還したタカシ君と再会した日常組がいますが、まず戦友組からいきましょう。タカシ君の戦友であるナタリー・ターフェアイト・ピンクスターとシエル・アイスランドについてお願いします。

 

ナタリーはハイテンション系ヒロインで、物語を引っ張ってくれるキャラクターです。とにかく初登場時のインパクトを重視したキャラクターでもあり、見た目は可愛いのに「ゴリラ」と表現されることもあれば、トラブルメーカーでもあって、そんなギャップが面白いかなと思っています。

 

ナタリー・ターフェアイト・ピンクスター

※軍では“生の終着点”と恐れられているナタリー・ターフェアイト・ピンクスター

 

もう一人の戦友であるシェリーは、一言で言うなら「本当に残念なキャラ」です(笑)。FXでお金を溶かしたり、裏口入学をしようとしてタカシに怒られたりと、やらかして泣いている姿を作中でもたびたび見せています。ナタリーがぶっ飛びすぎてしまったゆえに、「彼女に負けないキャラクターとは?」と悩みながら作り上げた子になるので、思い入れがありますね。

 

シエル・アイスランド

※“死への分岐点”という通り名を持つシエル・アイスランド

 

 

――続いては日常側のヒロインについてお願いします。まずは初登場時からタカシ君に過激すぎるスキンシップをしまくる弟ガチ恋勢の四分咲花梨を紹介いただけますでしょうか。

 

花梨はただの変態なお姉ちゃんです(笑)。実は書き始めた当初はすごく真面目な常識人設定でした。再会するシーンも本当に泣いて感動するような形で書いていたのですが、「こっちの方が面白いな」と考えた結果、どんどん変態になってしまいました。一番書いていて楽しいキャラクターなのですが、同時に一番手綱を握るのが難しいキャラクターでもありますね。

 

四分咲花梨

※血の繋がりなんて気にしない弟ガチ恋勢の四分咲花梨

 

 

――バレないように弟の下着を盗んだり、弟フェチなエロ本を買い集めていたりと、斜め上の行動で母親に叱られるくらいですからね(笑)。

 

これはマズいんじゃないかなって思いながら書いている、僕の中では作中で一番ヤバいヒロインです(笑)。

 

 

――次に、タカシ君の幼馴染である春椿文香と桔梗原凛子についてお願いします。

 

文香は生まれたときからタカシと一緒だった幼馴染で、生真面目な性格であり、タカシにだけ異様な執着を見せるヤンデレ枠です。家族ぐるみの付き合いがあるので、共犯である母親に混浴のできる温泉旅行を手配してもらったり、偽の婚姻届けを用意してもらったりと、タカシとの既成事実を作って結婚しようとしている肉食系乙女になりますね(笑)。

 

春椿文香

※子供のころからタカシにべったりだった執着質な幼馴染・春椿文香

 

凛子はカリスマモデルで本作のツンデレ枠です。幼馴染ではありつつも、文香と違い家族ぐるみといった武器がないので、自己の価値を高めて迫っていくキャラクターにしています。登場するヒロインにはそれぞれ別方向の変態性を与えているのですが、凛子は割とまともな方なんじゃないかなと思っています(笑)。

 

桔梗原凛子

※タカシを夢中にさせるためにカリスマモデルになった幼馴染・桔梗原凛子

 

 

――寝込みを襲ってSNSに投稿しようとしていた凛子がまともな方だとすると、あらためてタカシ君の周りにいるヒロインたちの濃さが際立ちますね(笑)。そしてもう一人、実の姉や幼馴染たちとは異なり、タカシ君が入学した高校で初めて接点を持つことになるクラスメイト、雲雀巴についてもお願いします。

 

巴ちゃんは、タカシたちが入学した高校のクラスメイトであり、元々は敵キャラとして退場させる予定でした。そのため、書き始めはもっと性格の悪い子だったのですが、あまり面白くないなと思って中二病にしたという経緯があります(笑)。結果的にタカシの過去を自然に暴いて小出しにしてくれる良いポジションにおさまってくれましたね。

 

雲雀巴

※タカシたちの過去に興味を持った雲雀財閥のご令嬢・雲雀巴

 

 

――ありがとうございます。ここまでヒロインについてうかがってきましたが、他に思い入れのあるキャラクターはいますか。

 

宇宙人に対抗するために改造された生体兵を統括するガーネット総監は、書籍化にあわせて誕生したキャラクターなので思い入れが深いです。コメディ要員のキャラクターとして、とても気に入っています(笑)。

 

 

――物語をかき回すヒロインたちを筆頭に、非常識なキャラクターが目立つ本作ですが、あらためて作者から見た本作の常識人といえば誰になるのでしょうか。

 

一番の常識人は、花梨のやらかしをしっかりと注意できるタカシのお母さんですかね。あとはタカシの親友である大塚錬児も常識人枠になります。彼が出てくる話は結構人気があって、感想でもいい反応をもらえますね。男友達のキャラクターを出して本当に良かったなと思っています。

 

 

――タカシ君を狙う幼馴染たちに振り回されつつも、まともな意見を言える錬児はたしかに常識人と言えますね。戦地組の中だと、機械兵の李飛龍が常識人ナンバーワンを名乗っていますが、作者としてはいかがでしょうか。

 

そうですね。飛龍もやっていることはちょっとおかしいので、タカシのことが大好きな部下たちの中ではまだマシといったくらいでしょうか。そう考えるとやっぱりタカシが戦地組で一番まともなんじゃないかなと思います(笑)。でも、ある意味頭の悪い連中だったからこそ、過酷な戦場で生き残れたんじゃないかなとも思いますね。

 

戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい

※常識人ナンバーワンを名乗る李飛龍は、TSしてタカシの前に現れる!?

 

 

――タカシ君も宇宙人との戦争を「過酷すぎて精神的に図太い人間すら、頭がおかしくなっていく」と評価していました。そんな過酷な戦場を生き抜いた兵士たちの中でも「基準点(ポインターズ)」と呼ばれる6人の特殊生体兵は、作中で規格外の強さがところどころに描写されています。現状のバトルシーンでは、格下相手ばかりで本気を出せていないであろう「基準点」のタカシ、ナタリー、シェリーの3人の強さについて、命を懸けて戦ったら誰が一番強いのでしょうか。

 

タカシたち3人は特殊生体兵という枠組みで、26種ある宇宙人たちの「デブリ細胞」を複数投与されており、それぞれの細胞に対応した能力が使えます。そして、近接格闘・白兵戦ならナタリー、継戦能力ならシェリーに軍配があがりますが、どんな状況にも対応できるオールラウンドな対応力がタカシの強みです。ですので、ルールなしの何でもありなら一番強いのはタカシになっています。

 

 

――やはりタカシ君が一番になるんですね。改造兵にはそれぞれ型式がありますが、タカシ君が型式を名乗りあげるシーンはとてもかっこよかったです。

 

ありがとうございます。生体兵は名乗りの最初に、取り入れたデブリ細胞の数を示す混合数を口にするのですが、タカシの場合は「混合26種」と言わずに「混合全種」とした方がかっこいいかなと思って、あえて表現しました。そもそも、タカシが型式を名乗るシーンを、当初はゴールにして書いていたんです。片山憲太郎先生の『紅』シリーズにあった、名乗りを上げるシーンを読んだ時にすごく震えた経験があって、僕もこういうのを書きたいと思っていました。そんな自分と同じように、読者のみなさまがタカシたちの名乗りを印象的だったと言ってくださったことも、すごくうれしかったですね。また、ナタリーの型式にもいろいろと伏線を張っているので、そういうところも見てもらえればと思います。

 

戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい

※安い芸先生が当初のゴールにしていたタカシたちが軍の型式を名乗り上げるシーン

 

 

――ナタリーは現在登場している特殊生体兵の中では、身体に取り入れたデブリ細胞の種類が6種と少なく、代わりに1種類だけ3桁回も投与している状態ですよね。混合数が戦闘能力に直結するとも言われているなか、6種だけで作中上位の戦闘力を持っているわけですが。

 

そうですね。後で見返して「ああ、こういうことか」と思ってもらえれば、作家冥利に尽きます。

 

 

――ありがとうございます。ではイラストについてもお聞かせください。本作のイラストは千種みのり先生が担当されています。イラストを初めて見た時の印象や、お気に入りのイラストがあれば教えてください。

 

こんな知名度のある素晴らしい先生に、こんな変態的なキャラクターが登場する作品を担当いただいて本当にいいのかな、と当初は思っていました(笑)。でも、自分が作ったキャラクターが可愛らしくイラストとして仕上げられたものを見た時は、本当に嬉しかったですね。特にお気に入りのイラストは第4巻のカバーイラストで、もちろん色合いも素晴らしいのですが、何よりも文香と凛子の表情が僕のイメージ通りでものすごく感動しました。あとは第1巻で花梨を脅していた不良の大神くんの拳をタカシが受け止めるモノクロイラストですね。担当編集さんにお願いして描いていただいた場面なので、とても印象に残っています。

 

戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい

 

戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい

※安い芸先生がお気に入りだと語るイラスト

 

 

――また、本作は紗和先生によるコミカライズの連載も行われており、コミカライズの最新刊もこのたび同時発売となりました。あらためて漫画版のお気に入りポイントなどもお聞かせください。

 

紗和先生は、漫画力がすごく高い先生だなと感じています。コミカライズが決まった時から、本作をどうやって漫画にするんだろうと思っていたのですが、一つのストーリーとして描き上げていただいて、素晴らしい先生に巡り会えたなと感激しました。印象に残っているシーンは、タカシと機械兵であるカーソン姉妹との戦闘シーンで、「こういう表現の仕方があるんだ」と非常に感心しましたね。

 

コミックス 戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい3

※紗和先生のコミカライズは「コミックPASH!neo」で好評連載中!

 

 

――続いて、約1年ぶりに発売された第4巻の見どころや注目してほしい点について教えてください。

 

本作は頭を空っぽにして楽しめる作品になっていて、第4巻もただただ楽しんでいただければと思って書き上げました。一方で裏設定も少しずつ明かされているほか、シェリーの過去にも迫っていますので、ぜひ注目していただきたいです。

 

戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい

※第4巻は幼馴染の文香と凛子によるアプローチにも注目してもらいたい!

 

 

――今後の目標や野望について教えてください。

 

まずは、僕の作品を読んでくださったみなさまのためにも、しっかり本作を書き続けて完結まで書き上げたいというのが一番の目標です。第4巻までのストーリーが本作の第2部となりますが、第3部についても担当編集さんと相談した上で、8月から投稿を再開しています。過去編はかなり重い内容になっていますが、そこまで暗くならないように出来ればと思っています。なぜ一般人が兵士に選ばれたのか。ある程度納得できるように書き上げているので、楽しみにしてもらえたら幸いです。

 

 

――最後に、本作を応援しているファンの方へ一言お願いします。

 

まず、本作に興味を持ってくださった方は「小説家になろう」からでも書籍からでも読んでいただければと思います。本当に頭を空っぽにして読める作品だと自負しているので、隙間時間にでも読みに来てもらえれば幸いです。そして、ここまでお付き合いいただいたみなさまには、「本当にありがとうございます」としか言葉が出てきません。みなさまが応援してくださったおかげでここまで執筆することができましたし、書籍として世に出ることにもなりました。本当に感謝しきれません。これからも引き続き応援よろしくお願いします。

 

 

――本日はありがとうございました。

 

 

<了>

 

 

宇宙人との戦争という重いテーマを土台に、明るく破天荒な帰還兵たちが繰り広げる日常コメディを綴った安い芸先生にお話をうかがいました。まっすぐな性格のタカシと彼を狙う変態的なヒロインたちとの関係性が魅力の本作。原作小説とコミカライズ最新刊が同時発売となる『戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい』は必読です!

 

<取材・文:ラノベニュースオンライン編集部・三上/鈴木>

 

©安い芸/主婦と生活社 イラスト:千種みのり

kiji

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戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい 1 (PASH!文庫 Mや 2-1)

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