独占インタビュー「ラノベの素」 プロジェクトrestart始動記念『魔法少女育成計画』声優・東山奈央さん
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2023年に新規メディアミックスプロジェクト「プロジェクトrestart」が始動した、このライトノベルがすごい!文庫刊『魔法少女育成計画』より、無印ではスノーホワイト役を、2023年1月に開催された朗読劇ではミーヤ・オクターブ役を務めた声優の東山奈央さんです。2023年10月には、アニメシリーズより約7年ぶりにスノーホワイトを演じることになる朗読劇「スノーホワイト育成計画」を控え、新たに動き出した『魔法少女育成計画』について、これまでの振り返り、そして今後への期待について様々に語っていただきました。
――本日はよろしくお願いします。今年から『魔法少女育成計画』のメディアミックスプロジェクトとして「プロジェクトrestart」が始動しました。1月には原作10周年とプロジェクト第1弾でもある朗読劇が開催され、大きな話題と反響を呼びました。あらためて反響に対する受け止めからお聞かせください。
1月の朗読劇は全4公演でしたが、どの公演もたくさんの方にお越しいただき、さらにご好評の声をいただけたことは、演者としても大変充実した時間になりました。無印の『魔法少女育成計画』から10年、その過程にはアニメもありましたけど、朗読劇はそこからさらに時間が経過しての開催となりました。それでも多くの方が、『まほいく』を求めて集まってくださったことはすごく嬉しかったです。最初はあらためてスノーホワイト役を演じさせていただけるのかなと思っていたんですけど、まさかのミーヤ・オクターブ役として関わらせていただくことになるとは夢にも思わず(笑)。でも台本を拝見して、「まほいくだなあ」と感じる懐かしさが間違いなくありました。運命に抗う懸命さや悲痛さ、様々なもので感情を動かされるこの瞬間は、『まほいく』ならではということもあって、観客のみなさんと一緒に固唾をのんで走り抜けた4公演でした。
※朗読劇「森の音楽家クラムベリー外伝 魔法少女育成計画 unripe duet」ではミーヤ・オクターブ役を演じた
――朗読劇では2016年のアニメキャスト陣とも再び顔を合わせることになりました。キャスト間ではどのようなお話をされましたか。
キャストのみなさんは本当に『まほいく』のことを愛されているんですよ。可愛い女の子たちが悲惨な目に遭ってしまうので、早めに退場しちゃうキャラクターとかもいるんですけど、訴えかけるものが本当に多い作品です。キャスト陣にとっても深く印象に残っている作品で、だからこそ『まほいく』にはコアなファンの方が多いのかなってあらためて感じました。アニメ当時のアフレコから「ぜひ続きをやりたいね」っていう話は口々に言っていましたし、こうやって時を経て、一部のキャストではありますが朗読劇で集結できたことをみなさんすごく喜んでいました。今でこそ続編が発表されていますが、当時は仮に続編があったとしても、ほとんどのキャラクターが死んでしまって、無印のキャストがまた集まれるわけではないので……続きに出られないのは寂しいよね、って話もしていたんです。それならば「劇団まほいく」ということにして、もし続きがあった時には、このメンバーの中でもう一回オーディションをしようよって話をしていましたね(笑)。
――同じキャスト陣の中で、役柄を変えてやりたいというお話が出ていたんですね。
そうですね(笑)。みんな本当に『まほいく』に関わっている時間を楽しんでいたので、次回作とまでは行かずとも、役を変えてでも『まほいく』に関わりたいよねというお話はしていました。その願いが朗読劇で叶うことになり、集まった時には大御所の先輩の方も「劇団まほいく」の話題を覚えてくださっていたので、本当に嬉しかったです。アニメ当時、私はまだまだ新人で、かつ主役ということもあったので、ひとつひとつ細かなことも覚えているんですけど、大御所の先輩方もあのときのエピソードを覚えてくださっていたんだって、みんな同じ気持ちだったんだなって感じることができて、あらためて素敵な現場だったんだなということを感じました。実際に続編のアニメがどういうキャスティングになるかはわかりませんが、朗読劇の中だけでもそういった願いが叶ったことが奇跡だと思いますし、これまでのキャストだけではなく、新しい仲間が増えていくことも喜ばしいことだと思うので、これからも『まほいく』を愛していただけるように私も頑張っていきたいです。
――ありがとうございます。アニメ当時のお話にも触れていただきましたので、あらためて東山奈央さんにとって『魔法少女育成計画』という作品に抱いている印象をお聞きしてもよろしいでしょうか。
原作でも書かれていらっしゃるので大丈夫だと思って表現するんですけど、予想のできないクズが出てくることで、本当に展開が読めない作品だと思います(笑)。朗読劇のシナリオもそうなんですが、自分がいかに卑怯であるかを理解して、それを厭わずに実力行使してくるとんでもない魔法少女がいるせいというか、おかげというか、本当に最後まで戦局の読めないバトルが繰り広げられます。見ているこちらとしては、胸がギューッと苦しくなるハラハラもありながら、ページを捲る手を止められないワクワクもあるんです。常に「この状況をどうやって乗り越えるんだろう」って思わされるんですけど、まさかの一手で乗り越えていく場面もあって、ミステリーとしてもすごい物語だなという感動がありますよね。思わぬ結末を迎えてしまうキャラクターもいれば、能力もみんなバラバラで、まさかこんなことになるなんてっていう展開が本当に多い作品だなって思います。
――魔法少女の能力は千差万別で、戦闘には役に立たないんじゃないかっていう能力もかなり多い印象があります。
そうですよね。でもバトルには役に立たなさそうな能力を持っている子が、すごい歯車の噛み合い方をすると、「こんな使い道が!?」っていうくらいにとても攻撃的な能力に変わったりもします。それこそスノーホワイトの能力は【困っている人の心の声が聞こえるよ】っていう能力でした。希望にあふれ、弱き者を助ける、まさに魔法少女の理想像を叶えたかのような可愛らしい能力です。でもその能力は、戦う上で一番攻略が難しいかもしれないと相手に言わしめた能力でもあるわけです。ほかにも無印では、たまの【いろんなものに素早く穴を開けられるよ】という能力もありました。「なんて限定的な能力なんだろう」と思っていたのに、まさかの形でクラムベリーを倒すことになりましたし、ハードゴア・アリスの【どんなケガをしてもすぐに治るよ】は、絶対に倒されない能力だと思っていました。なのに、すごく卑怯な手口で殺されちゃったりとかするわけです。とにかくもう、一人一人にドラマがありすぎて忘れられません。どんな能力を持っていて、それからどんな最期を迎えるのか。強烈に心に残るものがあるところが『まほいく』の大きな特徴なんじゃないかなって思います。
――これもあらためてではあるのですが、東山奈央さんにとって、無印のラストをどのように捉えられていたのかお聞きしてみたいのですが。
結果として14人も死んだので、よかったねとはならなかったです(笑)。個人的には、やっとこの戦いが終わったという感覚はありました。ゲームマスターでもあったクラムベリーを倒しても、戦いは止まらなかったわけじゃないですか。トップスピードだって……はあ……つらい。妊娠していたトップスピードを殺してしまったスイムスイムを許せなくて、リップルは敵討ちに向かったわけですけど、スイムスイムを倒してなお、裏で糸を引いていたファヴが生きている限りすべてが片付いたとは言えない状況でした。そうしてファヴを壊した時に、やっと終わったんだなって。すべてが巻き込まれて始まった戦いでしたが、まずは終止符を打つことができたわけです。でもスノーホワイト的にはまったく終わってはいませんでした。魔法少女や魔法の国の存在を知ったことで、こういった負の連鎖を断ち切らなきゃいけないっていう思いが芽生えたのをはっきり感じました。むしろ彼女の中では始まりだったんだなって。
※アニメは2016年に放送されていた
――東山奈央さん個人としての視点と、スノーホワイトを演じていた中での視点とでは、ひとつの結末ではありましたけど、かなり異なる捉え方をされていたんですね。
スノーホワイトを演じていて思ったのは、彼女は守られてばかりで、颯ちゃん(ラ・ピュセル/岸辺颯太)を失った時も、ハードゴア・アリスを失った時も、自分の知らないところで悲劇は起きていて、駆け付けた頃にはすべてが手遅れだったんです。スノーホワイトにとっての理解者で、実はずっと守ってくれていて、傍に寄り添ってくれていた味方で、心から信頼できる仲間を彼女は救うことができませんでした。スイムスイムをリップルが手にかけてしまった時も、リップルにそんなことをさせないようにって飛び出しましたが、駆け付けた時にはすべてが終わっていて、常に間に合わないヒロインだったなって今振り返っても思います。スノーホワイトは何もしていないっていうのは、アニメの時もかなり言われていたと思います。危険な目にはいっぱい遭ってきたけど、いろんなラッキーもあって生き永らえてしまっただけ。でもそういう無力さに打ちひしがれてもいました。あの戦いを経験するまでは、キラキラとした夢と希望の魔法少女でありたいと思っていたのに、これから自分が魔法少女としてどう歩んでいきたいのか、すべてを賭けて生きていくという覚悟ができたのがあの最終回だったなって思います。目覚めたという言い方は正しくないと思うんですけど、それこそ生まれ変わってしまったんじゃないかっていうくらい、あの短い日々の中で、怒涛の感情をスノーホワイトと一緒に経験させてもらいました。本当に大変な1クールでしたけど、役者冥利に尽きる時間でした。
――スノーホワイトへの思い入れは本当に強いかと思いますが、生き残ったスノーホワイト、そしてリップル以外で、印象に強く残っている魔法少女がいれば教えてください。
やっぱりハードゴア・アリスですね。それこそ小雪が最初にこうありたいと願っていた魔法少女の姿で救われたのが、ハードゴア・アリスだったと思うんです。だからスノーホワイトのことを一途に想ってくれていたし、あなたは正しい魔法少女でいて欲しいと言ってくれました。ハードゴア・アリスの想いがやっと伝わったと思ったのに、すぐに悲しい別れになってしまって。もっと早く二人が通じ合っていたなら、小雪もスノーホワイトとして自分にもっと自信を持てていただろうし、一緒に戦おうってなれたかもしれない。でも彼女の死に際まで、スノーホワイトはハードゴア・アリスのことを理解しきれなかった。それがとにかく、すごく悔やまれるキャラクターではありました。最後にわかり合えたことはほんの少しだけ救いだったかもしれないし、ハードゴア・アリスの持っていた「兎の足」が、その先の展開のキーアイテムになっていたのは、ハードゴア・アリスがスノーホワイトのことを守っていたんじゃないかなって思わずにはいられませんでした。そして颯ちゃんもですね。もうちょっとで小雪と両想いになれていたかもしれないのに……。
――結果としてスノーホワイトと敵対した魔法少女の中で印象的なキャラクターはいますか。
それであれば、スイムスイムもすごく心に残っています。ルーラを裏切った時、とにかく鳥肌が立ちました。『まほいく』のすごいところというか、洗礼を受けた瞬間でしたね。小学1年生という正体を持つスイムスイムの裏切りは、本人としてはただ自分がお姫様になるという、ものすごくピュアな想いで突っ走った結果だったと思います。でもそんなスイムスイムと徒党を組んでいるミナエル&ユナエルは、とにかくルーラを貶めたいという悪意に満ちている。そんな両者の構図がとにかく「すごい!!」ってなっていました。スイムスイムは善悪の判断もついていなかったし、寿命の重さもわかっていなかったわけですよね。とにかく度肝を抜かれたという意味で、スイムスイムのピュアすぎる想いは、とても印象に残っています。
――ありがとうございます。無印を振り返っていただきましたが、10月には7年ぶりにスノーホワイトを演じることになります。7年ぶりにあの戦いを生き残った彼女を演じることに対する想いをお聞かせください。
アニメで無印を演じ終えた後、『まほいく』の世界がさらに気になって、続編の小説『魔法少女育成計画restart』を読みました。登場キャラクターは大きく変わっているんですけど、要所要所でスノーホワイトも登場します。ただ、自分が1クールかけて演じてきたスノーホワイトとは印象がだいぶ違っていてとても驚いたことを覚えています。文字で読んでいてなお、目つきが違うなってわかるスノーホワイトでした。なので、やはり無印での戦いが彼女の中では大きな転機になったんだなって、当時は解釈して読んでいたわけなんですけど、その2つの物語の間には、10月の朗読劇で演じるエピソード「スノーホワイト育成計画」があって、私の中でしっかりと繋がることになりました。
――「スノーホワイト育成計画」は無印とrestartを繋ぐ物語としての位置づけになるかと思います。スノーホワイトの心境の変化にもやはり影響していたと。
スノーホワイトとしても、劇的な心境の変化は無印で起こったと思います。だから『魔法少女育成計画restart』を読んで、こんなにも変わってしまったんだなって私も思っていました。でも、その心境の変化は無印だけが理由ではなく、もうひとつ物語があったんです。そこから「restart」のスノーホワイトに繋がっていったんだなって、あらためて共感することになりました。「スノーホワイト育成計画」では、一念発起して強さを求めて戦う魔法少女になろうと思った時に、その道しるべとなりそうな人との出会いがスノーホワイトに訪れます。あらためて信頼できる人が見つかった、そう思ったのに、スノーホワイトはまた裏切られることになってしまいます。そしてその相手こそ、スノーホワイトが「自分がこういう魔法少女をなんとかしなくちゃいけない」と思っていた存在そのもので、でもその人を一度でも信頼してしまったという、いよいよ何も信じられないような状況になってしまうんです。リップル以外は信じられず、自分の強さだけで生きていくしかないんだっていう、ある意味で自立に追い込まれるような状況ですね。きっと、たぶん魔法の国も魔法少女たちも、良い人が多いんだろうけど、でもスノーホワイトの中でその前提がすべて消えてしまった瞬間だったんじゃないかなと感じました。「restart」を読んで私が彼女に感じた空気感は、まさにこれだったんだなって。ひとりでやるしかないんだという。もう、すごく可哀想でつらい……!
――その想いを踏まえて、朗読劇ではスノーホワイトのどんな姿を見せたいか、ぜひお聞かせください。
私の中では、スノーホワイトはずっと戦っている女の子でした。無印の時も、力こそ振るうことはできなかったけど、いつも葛藤していて、どうやったらこの戦いを止められるのか、自分や大切な人を守ることができるのか、そういった想いを抱えて心の中で戦っていた女の子だと思うんです。そしてその想いを行動に移せる魔法少女に変わっていきます。今回の演目のひとつ「スノーホワイト育成計画」では、そんな彼女の新しい戦いの始まりを切り取ったような物語になっていると思います。まだまだ未熟なんですけど、強くあろうともがいて、苦しんで、悩んで、それでも自分のすべてを捧げて願いを叶えようとする姿が痛ましくもあって。ただ、そんな彼女を演じられるというのは、私にとってもすごく光栄なことです。私もこの瞬間、すべてを賭けてスノーホワイトに寄り添いたいなと思っています。「スノーホワイト育成計画」は、今後に繋がっていくお話ですけど、まだ彼女が戦う魔法少女としてのプロフェッショナルになる一歩手前のお話でもあるので、ぐらついている姿や自分の進む道を手探りで生きる様子が描かれることになります。本当に難しいのが、普通なら頑張っているキャラクターを見て、応援してあげたくなったり、見守ってあげてくださいという流れになると思うんですけど、素直にそう言いづらいところもあります……。
――スノーホワイトは頑張っているんですけど、その先が奈落の底というか、明るい未来だけではなさそうなところがつらいですよね。
彼女がやろうとしていることは正しくもあると思います。これまでどの魔法少女もできていなかったことだと思いますし、魔法の国に対しても一石を投じる存在になることは間違いない。だけどあまりにも危なっかしくて、軽々しく見送ってあげられない……。それだけ険しい道に彼女は漕ぎ出そうとしているので、安易に応援してあげられる気持ちに切り替えられないというか。でもスノーホワイトの選んだ今のあり方を私も信じているので、皆さんに知って見届けていただけたらと思います。
――ありがとうございます。そして『魔法少女育成計画restart』のアニメ化企画も水面下では動き始めています。あらためて続編への期待をお聞かせください。
無印から引き続き、監督は橋本裕之さんが手がけられるというところまではオープンになっていると思うんですけど、とある現場で橋本さんとはご一緒させていただいて、朗読劇のことなど『まほいく』トークに華を咲かせたりもしました。アニメ放送時のSNSでも、監督というお立場からなかなか難しいところもあったと思うんですけど、次回作もやりたいというお話は何度かされていた印象があります。当時の念願だった続編を、橋本さんがあらためて手がけられるわけなので、関係者としてもいちファンとしても、『まほいく』への愛に溢れている橋本さんに続編を作っていただけるというのが、すごく嬉しいです。『魔法少女育成計画restart』を読んだ身としては、「次もすごいんだぞ!」っていうことを、声を大にして言いたい(笑)。無印でみんな驚いて、悲しい思いもしたかもしれないけど、やっぱり『まほいく』はすごいっていう思いになったと思うんです。『魔法少女育成計画restart』も驚天動地の展開が待っているので、アニメになればですね、毎週毎週次回のお話を待つのが、いい意味で焦らされてストレスになるんじゃないかなと思っています(笑)。みなさんと一緒に、また『まほいく』を語り合える日がやってくるのが楽しみで仕方ありません!
――では『魔法少女育成計画』のファンに向けてメッセージをお願いします。
いつも『魔法少女育成計画』を応援してくださっているみなさま、ありがとうございます。そして、まだ『まほいく』ワールドに足を踏み入れたことがない方には、ぜひ知っていただきたい作品になっています。私自身、何度も衝撃を受けた作品で、面白いって言ったら不謹慎な部分もあるかもしれないんですけど、こんなにも心揺さぶられ、ドキドキハラハラしながら1ページを捲る作品に出会えたことは本当に嬉しいことで、私自身人生の宝物の作品になっています。そして今回の朗読劇ですね、こちらもすごい展開が目白押しです。それぞれのキャラクターから発せられる一言一言に衝撃を受けるというか、鳩が豆鉄砲を食らってしまうというか、そんなシーンが続くことになるかと思いますので、実際に会場まで足を運んで、この体験をしにきていただけたら嬉しいなと思います。演目の「スノーホワイト育成計画」は、アニメ化が決定している「restart」への架け橋となる内容になっています。ぜひそういった意味でも、みなさんに長いスパンをかけて『魔法少女育成計画』を応援していただけたらなという思いでいっぱいです。まずは朗読劇で、みなさんとお会いできることを楽しみにしております。
――最後に、東山さんが思う『魔法少女育成計画』の「こんな物語を読んでみたい」というオーダーや想いがあればお聞かせください。遠藤浅蜊先生にお伝えします(笑)。
ちょっとだけ方向性は違うんですけど、『魔法少女育成計画』の謎解きってどうですかと思っていて。私自身、謎解きフリークってほどではないんですけど、謎解きはすごく大好きで、『まほいく』の世界観と謎解きのスリルって結構相性がいいんじゃないかなと思っています。謎解きの合間にいろんなエピソードが描かれている謎解きもたくさんあるので、ぜひ遠藤さんのシナリオと組み合わせてみてはと。最近はオンライン謎解きもありますし、マルイノさんにもイラストを描いていただいたりしながら、読み物としてもビジュアルとしてもゲームとしても楽しいんじゃないかなって。自分も魔法少女になった気持ちで、謎解きをしながら試練に挑み、強大な敵を倒していく、そんな試みも面白いんじゃないかなと思っています。ボイスがついているものもありますし、そうしたらキャストも登場できたりすると思うので!ぜひ朗読劇やアニメに向けて検討をお願いします!謎解きイベントのロケ企画がありましたら、馳せ参じます!(笑)。
――本日はありがとうございました。
<了>
メディアミックスプロジェクト「プロジェクトrestart」も動き出した『魔法少女育成計画』。朗読劇第2弾にて7年ぶりにスノーホワイトを演じることになる東山奈央さんにお話をうかがいました。動き出しているアニメ企画をはじめ、広がり続ける『魔法少女育成計画』の世界に、この機会にぜひ触れてみてください。朗読劇「魔法少女育成計画」第2弾『スノーホワイト育成計画』は2023年10月14日(土)、10月15日(日)公演です。
<取材・文:ラノベニュースオンライン編集長・鈴木>
©遠藤浅蜊・マルイノ/宝島社
©2016 遠藤浅蜊・宝島社/まほいく
[関連サイト]