『三角の距離は限りないゼロ』『リオランド』などのインタビュー記事を振り返る【2018年10~12月:4本掲載】

2018年10月から12月にかけてラノベニュースオンラインでは作家のインタビュー記事を4本掲載した。通常のニュース記事とは異なり、インタビュー記事ではなかなか触れられることの少ない作者自身のことや物語の創作秘話をはじめとした、作品の裏側を知ることができる。作者と自分との思わぬ共通点の発見や、インタビューだからこそ語られた作品への想いなどから、作品そのものやライトノベルへの興味を持ってもらいたい。

2018年10月から12月にかけてのインタビューでは、『東京侵域:クローズドエデン』以来2回目の登場となる岩井恭平先生に最新作『リオランド』についてお話をうかがった。また、第1巻がラノベニュースオンラインアワードにて3冠を達成した『三角の距離は限りないゼロ』より、岬鷺宮先生も登場いただいた。さらにコミカライズでも大きな注目を集めている『異世界転生の冒険者』よりケンイチ先生にも登場していただき、シンプルな作品タイトル誕生の裏話などについてもお聞きしている。そして第14回MF文庫Jライトノベル新人賞「最優秀賞」受賞作『人形剣士<ドールブレイブ>は絶ち切れない』からは林星悟先生にもご登場いただいた。

『リオランド』岩井恭平先生

2018年9月、11月と隔月刊行も行われた岩井恭平先生の最新作についてお話をうかがった。ファンタジーとSFが圧倒的スケールで交錯する物語となり、ご自身としても念願だったというファンタジー作品への想いについても語っていただいている。突如、近未来からの侵攻を受けることになったファンタジー世界の住人たちが、どのようにして絶望的とも言える脅威と相対するのか、そして二つの世界の和平の鍵を握るヒロインの存在など、2巻で明らかとなったイレギュラー的存在とあわせて、熱く語っていただいた。

『三角の距離は限りないゼロ』岬鷺宮先生

ラノベニュースオンラインアワードや「このライトノベルがすごい!2019」で大きな注目を集めた不思議で切ない青春物語について語っていただいている。岬鷺宮先生が考えるキャラクター愛や、その根幹にもなっている小説執筆のきっかけ、そしてイラストを担当するHiten先生への止まらない賛辞も読みどころのひとつ。主人公とヒロインだけではなく、周囲の人間模様や恋愛模様からも目が離せない作品への想いを語っていただいた。

『異世界転生の冒険者』ケンイチ先生

どうしてこんなにもシンプルかつ分かりやすすぎるタイトルとなったのか。そんなタイトル誕生の秘話をはじめ、著者であるケンイチ先生さえも執筆しながら想定とは異なる展開になったという、始まりの物語。ひとつの悲劇から、人間として大きな成長を遂げていくことになる主人公・テンマについてはもちろん、そんなテンマの成長に欠かせなかった眷属の存在や、多くの出会いがもたらした物語の在り方についても語っていただいた。

『人形剣士<ドールブレイブ>は絶ち切れない』林星悟先生

第14回MF文庫Jライトノベル新人賞「最優秀賞」受賞作。はじめて手に取ったMF文庫Jのライトノベルから始まり、自身も同レーベルからデビューすることになった林星悟先生に思いの丈を語っていただいた。攻撃魔法の使用が禁止されているという特徴的な世界観、主人公とヒロインを客観的な第三者のキャラクターから描いていくという物語構造などについても触れられている。そしてぜひ書籍で確認してもらいたいという、主人公・ブレイスとヒロイン・リネットの姿。文章とイラストの融合によるインパクトを見てもらいたいと熱く語っていただいた。

ニュース記事ではなかなか発信しきれない物語の裏側や作者の言葉を形にするインタビュー記事は、今後も随時公開を予定しているので楽しみにしてもらいたい。ライトノベルを盛り上げるラノベニュースオンラインの企画記事に引き続き注目してほしい。インタビューを実施したいという作家さんや出版社さんからのご相談も地味に受け付けているぞ。

↓2018年7月から9月のインタビュー記事↓

↓2018年4月から6月のインタビュー記事↓

↓2018年1月から3月のインタビュー記事↓

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